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Text File  |  1995-11-16  |  12KB  |  162 lines
  1. *************************************************
  2. LaserJet 4PJマッキントッシュ用ドライバ（Version: 2.62）について
  3. 　　　　　　　　　　　　　　1995年11月
  4. *************************************************
  5.  
  6. ***********************  重要！！  ******************
  7. このバージョンのプリンタドライバをお使いになる場合には、LaserJet 4PJプリンタのフロントパネルから、”シリアルメニュー”の中の”プロトコル= Xon/Xoff”および”ボーレート=57600”を選択してください。
  8. *************************************************
  9.  
  10. このドライバは、TrueTypeフォントのダウンロードができます！
  11.  
  12. この書類の中には、プリンタドライバをお使いになる上で重要な事柄が記載されていますので、必ずお読みください。このファイルの中には、次の内容が含まれています。
  13.  
  14. 　　* はじめに
  15.          - 対応するシステムおよびアプリケーション
  16. 　　　- プリンタとマッキントッシュの接続
  17.          - プリンタドライバのセットアップ
  18. 　　* 主な機能の紹介
  19.          - TrueTypeのダウンロード機能
  20.          - フォント置き換え印刷
  21.          - 印刷速度について
  22.          - 用紙トレイの使い方
  23. 　　* 使用上の注意事項／制限など
  24.          - CANVASでギザギザに印刷される
  25.          - コピー縮小機能／精密ビットマップアラインメントと
  26. 　　　　フォント置き換え／TrueTypeダウンロード
  27.          - Illustratorでフォント置き換え機能とTrueTypeダウンロードが機能しない
  28.          - PhotoShopの印刷で白く抜けることがある（漢字Talk6.0.7環境）
  29.          - 縦書きでのフォント置き換え／TrueTypeダウンロード
  30. 　　* お客様のお問い合わせ窓口
  31.  
  32. ヒューレット・パッカード社では、この文書に記述されている情報およびこの文書に付属するソフトウェア（本プリンタドライバのインストール・ディスクに含まれるすべてのソフトウェア）に関して、特定の市場性に対する保証や特定の使用環境、用途または目的に対する適合性を含む一切の保証を行いません。
  33.  
  34.  
  35.  
  36. ******
  37. はじめに
  38. ******
  39.  
  40. 対応するシステムおよびアプリケーション
  41. ---------------------------------
  42. ａ．OSおよびハードウェアのバージョン
  43. 本プリンタドライバは、漢字Talk6.0.7以降のQuickDrawシステム（日本語環境）に対応します。
  44. ハードウェアはMacintosh Plus以降で、4MB以上のRAMが必要です。
  45.  
  46. 本プリンタドライバは、英語その他の日本語以外のOSには対応しません。
  47.  
  48. ｂ．アプリケーション環境
  49. 本プリンタドライバは、PostScriptファイルの印刷や、PostScript方式のみにしか対応しないアプリケーションからの印刷には対応しておりません。また、マッキントッシュ環境でのプログラミング・ガイドラインに従っていないアプリケーション環境での動作は保証しておりません。本プリンタドライバは、QuickDraw-GXには対応しておりません。
  50.  
  51. プリンタとマッキントッシュの接続
  52. ----------------------------
  53. LaserJet 4PJとマッキントッシュの接続は、専用シリアルケーブルで行います（プリンタのフロントパネルから、”シリアルメニュー”を選び、”ボーレート=57600”、”プロトコル=XON/XOFF”に設定してください）。詳細は、LaserJet 4PJのマッキントッシュ用インタフェース・キットに付属しているマニュアルおよびプリンタのユーザーズ・マニュアルを参照してください。
  54.  
  55. プリンタドライバのセットアップ
  56. --------------------------
  57. 本プリンタドライバをセットアップするには、フロッピーディスクをドライブに挿入し、ウィンドウを開いてから、中にあるインストーラのアイコンをダブルクリックしてインストール・プログラムをスタートします。
  58.  
  59. 必要に応じてプリンタドライバの他に、バックグラウンドプリント用ソフトウェア”
  60. SpoolMaster”などをインストールします。
  61.  
  62. インストールが完了した後、セレクタを開き、中にあるLaserJet 4PJのアイコンを一度クリックして選択します。次に右側のダイアログボックスでLaserJet 4PJプリンタが接続されているマッキントッシュのポートを設定してください。
  63.  
  64.  
  65. ***********
  66. 主な機能の紹介
  67. ***********
  68.  
  69. 次に、いくつかの重要な機能について説明します。
  70.  
  71. TrueTypeのダウンロード機能
  72. ------------------------
  73. ａ．機能の紹介
  74. プリント・ダイアログ上に”TrueTypeフォントを使用する”というボタンがあります。このボタンをクリックして選択しておくと、印刷時にマッキントッシュ側のTrueTypeフォントをプリンタのメモリにダウンロードして印刷します。LaserJet 4PJプリンタにはTrueTypeのラスタライザが内蔵されているため、プリンタ側でTrueTypeデータをビットマップに展開することができます。これにより、マッキントッシュ側の解放時間が短くなり、印刷速度も向上します。
  75.  
  76. ｂ．フォント置き換え機能との優先性
  77. プリント・ダイアログ上にある”プリンタフォントに置き換える”ボタンをチェックした場合、フォント置き換え機能が優先されます。もしマッキントッシュ上のTrueTypeフォントがフォント置き換えのマッピングに登録されていれば、そのフォントはダウンロードされずにプリンタフォントに置き換えて印刷されてしまいます。これは、フォント置き換えの方が印刷速度を向上することができるためです（ダウンロードする時間が必要ない）。フォント置き換えマッピングを編集し、TrueTypeフォントのダウンロードとフォント置き換えを好みに応じて使い分けてください。
  78.  
  79. ｃ．プリンタメモリとの関係
  80. TrueTypeフォントのダウンロードはプリンタのメモリを使用します。このドライバでは書類の中に使われている文字だけをダウンロードする方法を採用しています。これは、最小限のメモリでダウンロード機能を使用できるようにするためです。それでも、大量のフォントを使用したりした場合にはメモリ不足になる可能性があります。このような場合にはフォントの種類を減らすか、メモリを増設してください。
  81.  
  82. ｄ．制限事項
  83. このドライバでは漢字Talk7.1および7.5に標準付属のほとんどのTrueTypeフォント、DynaLab社のDynaFont-TT、リコーのTrueType Worldについてはテストした範囲でダウンロードに問題がないことを確認しています。ただし、これらのTrueTypeフォントまたはそれ以外を問わず、フォントデータへのアクセスができないような（例えばフォルダをロックしてある）フォントや特殊なフォーマットを含むTrueTypeフォントのダウンロードはサポートしておりません。
  84.  
  85. フォント置き換え印刷
  86. -----------------
  87. ａ．機能の紹介
  88. TrueTypeダウンロードの他に、このドライバではマッキントッシュ側のフォントをプリンタ内蔵のフォントに置き換えて印刷する機能もあります。プリント・ダイアログ上にある”プリンタフォントに置き換える”ボタンをチェックしておくと、この機能が使われます。この機能により、印刷速度を向上することができます。
  89.  
  90. ｂ．置き換えマッピングの変更
  91. セレクタからLaserJet 4PJのプリンタドライバを選択すると、右側に”設定”というボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、フォント置き換えのマッピングが編集できるダイアログが表示されます。好みに応じて、どのフォントを置き換えるかを構成してください。
  92.  
  93. ｃ．注意事項 - １バイト文字（英数字）のスペーシングについて
  94. マッキントッシュ上のフォントには、英数字の文字幅がすべて同じになっているデザインのフォント（等幅フォント）と、文字の形によって文字幅が異なるフォント（プロポーショナル・ピッチ）とがあります。
  95.  
  96. LaserJet 4PJ側の日本語フォント（MS明朝とMSゴシック）は両方とも等幅のデザインになっているため、プロポーショナル・ピッチのフォントを置き換えた場合には１バイト系英数字のスペーシングが合わず、文字が重なったり離れすぎたりすることがあります。また、フォント置き換えマッピングの初期設定以外の英語フォントの置き換えも、ピッチが合わないことがあります。プリンタ内蔵フォントのスペーシングを調整してマッキントッシュ側のフォントに合わせようとすると、今度はプリンタ内蔵フォントの文字デザインのせいで文字が重なったり、印刷物の美しさが損なわれたりする可能性があるため、こういったフォント置き換えのピッチ調整には対応しておりません。等幅フォント以外の置き換えをする場合は、２バイト文字のみを使うか、TrueTypeフォントの場合には置き換えではなくダウンロードで速度を向上してください。
  97.  
  98. 印刷速度について
  99. --------------
  100. ａ．テキストの印刷速度
  101. テキストの印刷速度は、TrueTypeのダウンロード機能もしくはフォント置き換え機能を使用することにより向上させることができます。フォント置き換えの方が、TrueTypeのダウンロードよりも若干高速に印刷できます（ダウンロードする時間が必要ないため）。
  102.  
  103. ｂ．白黒とグレイスケールの速度上の違い
  104. このドライバでは、プリント・ダイアログで印刷モードの選択（白黒またはグレイスケール）ができます。グレイスケールを選択すると、HP社独自のカスタム・ビットマップを使用した高品質な階調表現が可能になり、写真などのイメージデータが高品質に印刷できますが、ドライバ内部の計算処理が複雑になるため印刷速度は低下します。テキストのみの印刷や、イメージデータを含まない書類では、なるべく白黒モードで印刷してください。
  105.  
  106. 用紙トレイの使い方
  107. ----------------
  108. a．用紙カセットと手差し印刷
  109. 用紙カセットと手差しが選択できます。用紙カセットが選択されていても、手差しスロットに用紙があればそれが優先されます。
  110.  
  111. ｂ．カスタムサイズの用紙
  112. 用紙設定ダイアログにある”用紙”ボタンから、用紙サイズの登録や削除、プルダウンメニュー内に表示する／しない、などいろいろなダイアログの編集が可能です。カスタムサイズの用紙を登録した場合には、必ずMPトレイから、用紙の進行方向が用紙の長さとなるように給紙してください。
  113.  
  114.  
  115. ********************
  116. 使用上の注意事項／制限など
  117. ********************
  118.  
  119. CANVASでギザギザに印刷される
  120. --------------------------
  121. 600dpiにしているのに、文字やグラフィックスがギザギザに印刷される場合には、アプリケーション側のプリンタ設定がImageWriterになっていないか確認してください。CANVASでは、解像度が75dpiの倍数である場合にはLaserWriterを、それ以外の場合にはImageWriterを選択するようにマニュアルで解説しています。この選択は、CANVASのメニューバーにある”レイアウト”から”ルーラー”画面に入ると、その中にあるプリンタ選択メニューで行えます。
  122.  
  123. コピー縮小機能／精密ビットマップアラインメントとフォント置き換え／TrueTypeダウンロード
  124. ---------------------------------------------------------------------------
  125. 本プリンタドライバには縮小印刷（99%以下）を指定したときに、イメージをページの中央にレイアウトする”コピー縮小機能”が用紙設定ダイアログに、”精密ビットマップアラインメント（4%縮小）”機能が用紙設定オプションにあります。これらの機能と印刷ダイアログにある”プリンタフォントに置き換える”または”TrueTypeを使用する”機能は同時には使用できません。
  126.  
  127. Illustratorでフォント置き換え機能とTrueTypeのダウンロードが機能しない
  128. -------------------------------------------------------------
  129. アプリケーションによっては、内部で文字を文字として認識していないものがあります。このような場合には、”プリンタフォントに置き換える”や”TrueTypeを使用する”機能は使用できません（ボタンはチェックできますが機能自体は働きません）。
  130.  
  131. PhotoShopの印刷で白く抜けることがある（漢字Talk6.0.7環境）
  132. ---------------------------------------------------
  133. 漢字Talk6.0.7環境でPhotoShopを使用している場合に、比較的大きなサイズのファイルを印刷しようとすると部分的にデータが白くぬけてしまうことがあります。これは現状では、メモリ不足による問題だと考えていますが、引き続き調査中です。このような場合には、以下の方法を試してみてください。
  134.  
  135. １．バックグラウンドプリントで印刷してみる：
  136. SpoolMasterに十分なメモリを割り当て、バックグラウンドプリントで印刷してみてください。
  137. SpoolMasterのアイコン（システムフォルダの中にあります）を一度クリックして選択しておき、ファインダの”ファイル”メニューの中にある”情報を見る”を選択すると、その中に現在割り当てられているメモリ量が表示されていますので、その値を増やしてください。バックグラウンドプリントはセレクタからLaserJet 4PJを選択した際にラジオボタンで指定できます。
  138.  
  139. ２．データをグレイスケールに変換してから印刷する：
  140. PhotoShopのデータがカラーの場合には、グレイスケールモードにしてから印刷してみてください（この状態でファイルを上書きしてしまわないように注意してください！）。グレイスケールにすることによりデータ量が少なくなり、印刷できるようになることがあります。
  141.  
  142. ３．解像度を下げて印刷する：
  143. 印刷の解像度を下げると少ないメモリで処理ができるようになり、問題なく印刷できるようになる場合があります。
  144.  
  145. 縦書きでのフォント置き換え／TrueTypeダウンロード
  146. -------------------------------------------
  147. 縦書き印刷で”プリンタフォントに置き換える”や”TrueTypeを使用する”の機能を選択している場合には、カッコや句読点などが正しく印刷されないことがあります。そのような場合には、これらの機能をオフにしてご使用ください。
  148.  
  149.  
  150. *****************
  151. お客様お問い合わせ窓口
  152. *****************
  153.  
  154. ヒューレット・パッカード社では、本製品およびプリンタドライバに関するご質問、ご相談を電話により受け付けています。番号は以下の通りです。
  155.  
  156. ヒューレット・パッカード社カスタマサポートセンタ（CSC）
  157.  
  158. 　　　　　　　　　電話 ：03-3335-8333
  159.                            FAX ：03-3335-8338
  160.  
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